阪井式の自分史セッションに辿り付く人のほとんどが「自分の強みがわからない」という悩みを抱えています。
そして、現状に不満があり、何とか今の自分を変えたい!と思っていても・・・結局は元の自分に戻ってしまう理由が「自分には他の人よりも優れているもの(強み)がない」という自己否定です。
なぜそのような自己否定をしてしまうのかというと、自分の意思に対する確固たる信念や軸となるべき根拠が明確になっていないからだと思います。
一度、立ち止まって考えてみてください。どのような場面(仕事や就活・転職活動など)においても「自分の強みを活かす」ということがとても大切です。周囲からの信頼や期待にも大きく影響を及ぼします。
あなたは、自分の強みを理解し、しっかりと活かすことができていますか?
この質問に対して、あなたが自信を持って回答できることが「自分の目標を達成する」ことにおいて、最も重要なことなのです。
自分の強みを知るために、まずは過去を振り返ろう
私、阪井も自分の強みを見つけることができなかった当事者ですが、自分史というツールの価値と重要性を再認識した時に、周囲も驚くほどのパフォーマンスや成果を上げることができました。ここでは、その秘訣をお教えいたします。
阪井式の自分史セッションを受ける方には、必ず「自分史ノートを1冊書いてみてください」と伝えています。
自分史ノートは、自分自身の歴史を振り返り、
- どういう事にやりがいや生きがいを感じてきたのか?
- どういうことが苦手なのか?
などの自身の価値観や判断基準を客観的に把握するための有効な手段です。
自己啓発セミナーで自分の生い立ちに関する感情曲線をA4用紙1枚に書いたくらいで、「これが自己分析です!」というようなものが存在していますが、それらが有効になるのは、間違いなく徹底的に自身と向き合った後の話です。
あなたの人生がA4用紙1枚に収まるはずがありません。そこまで薄っぺらい人生な訳がありません。
それだけの重みがある人生を効率的に理解できるような自己分析方法は存在していません。
カッコ悪くてもいい。がむしゃらでもいい。ノートに書き殴ったような自分史ノートの方が余程価値が高いのです。
このような気持ちで自分史ノートを書き始めると、常に新しい自分との出会いが、そして定期的な振り返りによる自己理解を高めることができます。
【超簡易版】阪井式 自分史ノートの書き方とは?
自分史ノートは書き殴ったようなものでもいい、とお伝えしましたが、ここで実際に書く際のポイントをご紹介いたします。具体的に知りたいという方は、以下を参考にしてみてください。
ポイント1|時系列に沿った記入を行うこと
最初のポイントは、一番最初の記憶があるところから、時系列に沿って、エピソードや転機となった出来事を記入するということです。おそらく、多くの人は幼稚園くらいの記憶から始まるのではないでしょうか。
自分史ノートの記述形式は、特定のフォーマットがある訳ではありませんので、絵やグラフを利用した記述でも構いません。大切なことは、ノートにあなたの年表を書き出し、あとで振り返ることができる状態を作り出すことなのです。
阪井式の自分史ノートでは、以下の質問項目に沿って、自分史を作成しています。無料配布していますので、参考までにダウンロードしてみてください。
ポイント2|各エピソードや転機等において、自身が記入すべきこと
自分史ノートは、ただ単に自分に起こった出来事や記憶に深く焼き付いているエピソード・思い出を書けばいい、というものではありません。
- なぜそのような?
- どのような理由があったのか?
- どのような判断をしたのか?
をしっかり書き出すことが大切です。
そのためには、上記に加えて、以下のようなことを書き足す必要があります。これらの情報を書き足すことで、自己理解をさらに深めることができます。
- 興味があった事や打ち込んでいた事
- 影響を受けた人物・本・映画
- 家族、友人から見た自分の印象
- ワクワク・ドキドキ・感動した事・楽しかった事
- 悲しかった事・辛かった事
- 成功体験
- 失敗体験
- 失敗した時の克服方法
これらを明確に記入することができれば、自己理解が大きく捗ります。
ポイント3|その瞬間の感情を記入すること
ポイント1、2を抑えた記述ができると、あなたの判断軸や譲れないものが明確になってくると思います。
ポイント3では、それらの判断軸や譲れないものが感情に左右されたものではないことを確かめるために、自身の感情の振り返りを実施します。
もちろん、記憶を辿る行為の中で「自身における負の感情」を探る行為は、最も心的負担が大きくなります。その負担を最小限にする意味でも、思い出した当時の感情をしっかりと書き加えるようにしましょう。
- どんなことを感じたか?
- どんなことを思ったか?
- どうしたいと考えたか?
ここまでの作業を終えると、自分史ノートの作成は、ほとんど完了したといっても間違いではありません。
それでも自分史ノートを完成させる人は少ない
ここまでわかりやすく、手順が明確であっても、自分史ノートを完成させることができる人は、ほんの一握りであることは間違いありません。
だから私に相談するのであって、私も受け入れているのです。
自分史ノートとは、説明自体は簡単ですが、自己理解を深めようとすると第3者からの意見や深掘りが本当に重要となってきます。
もしあなたが「一定の期間で成果を上げたい」ということであれば、まずは阪井のメルマガ購読から始めてみてはいかがでしょうか?