本文へスキップ
株式会社Carpe Diem が運営しています

自分史ノートの書き方

準備するもの、質問の例、3周の進め方、続けるコツまで。

これから自分史ノートを書き始める方のために、必要な道具から、書き方の手順、挫折しないコツまで、すべてをこの1本にまとめました。延べ1,000名超の方の自己分析・自分史にご一緒してきた方法です。

用意するのは、ノートとペンだけです

  • ノート1冊:A4のA罫(7mm・35行)またはB罫(6mm・41行)。あとから追記していくので、差し替えできるルーズリーフがおすすめです
  • ペン4色:黒・青・緑・赤など、自分の好きな色
  • そして、途中でやめないという決意

質問の内容によっては、ご家族やご友人に昔の話を聞くこともあります。

書き方のルールは、3つだけ

1|ノートの各ページに、先に質問を書いておく

質問の全体像が頭に入り、迷いや重複を避けられます。

2|回答の間隔を7〜8行、空けておく

自分史は全部で3周書きます。2周目・3周目で同じ質問に追記していくため、余白が必要です。足りなくなったらページを足せばいい、と割り切ってください。

3|きれいに書かない

自分史ノートは誰かに見せるものではなく、自己理解を深めるための材料です。見た目を気にする必要はまったくありません。

自分史ノートの記述例。質問の下に7〜8行の余白を空けて書かれている

どんな質問に答えていくのか(質問の例)

たとえば、こんな質問に時期ごとに答えていきます。

  • 小学校の先生との思い出は?
  • 子どものころ、時間を忘れて夢中になっていたことは?
  • 学生時代、いちばん悔しかった出来事は?
  • これまでの人生の「転機」を3つ挙げるとしたら?
  • そのとき、どんな気持ちでしたか? その気持ちを別の言葉で言うと?

大事なのは、1つの答えで終わらせないことです。「小学校の先生との思い出」に「4年生のとき、先生と遠足でご飯を食べた」と答えたら、そこからさらに——なぜその場面が出てきたのか? 何がうれしかったのか? 同じ気持ちになった経験は他にないか?——と掘り下げていきます。この「掘り下げ」こそが自分史の本体です。

質問は、どこから持ってくる?

まずは、価値観診断のあとにメールで届く書き込み式ワーク「自分と向き合う、12の問い」(PDF)から始めてください。診断の5領域に沿った12の問いで、ノートの最初の数ページを埋められます。あわせて、自分年表テンプレートの「時期×出来事×感じたこと」も、そのまま質問として使えます。

なお、300問を超える本格的な質問シートは、セッションを受講される方にお渡ししている資料です。専門家のフィードバックとセットで初めて力を発揮するため、単体では配布していません。

なぜ「3周」も書くのか?

理由はシンプルで、人間の脳は「思い出す」と「分析する」を同時にできないからです。

授業を受けながらテストに答えられないのと同じで、過去を思い出しながら自分を客観的に分析することはできません。だから周回を分けて、1周ごとに集中することを1つに絞ります。

1周目のゴール:脳を「過去モード」に切り替える

とにかく思いつく限りの出来事を書き出します。300問、人によっては1,000問以上。ここまで書くと、お風呂やトイレなど、ふとした瞬間に記憶が勝手によみがえるようになります。この状態をつくることが1周目の目的です。分析はまだしません。材料集めに徹します。

2周目のゴール:出来事と感情を深掘りする

1周目の回答に追記しながら、「楽しかった」の中身を分解していきます。何がどう楽しかったのか。同じ感情を感じた別の経験はないか。人間の感情は2,000種類以上に分類できると言われます。「楽しい」の一言で終わらせないことが、2周目の仕事です。

3周目のゴール:根底に流れる価値観を特定する

表面上の行動はバラバラでも、「楽しい」と感じる根っこは同じ——それに気づいた瞬間が、価値観を特定できた瞬間です。大人になってからの選択の理由をさかのぼると、多くは小学生や幼稚園の頃の経験に行き着きます。過去・現在・未来がつながって見えたとき、自分軸がはっきりします。

挫折しないための、たった1つのコツ

正直にお伝えします。自分史がうまく書けるかどうかを分けるのは、文章力ではなく強制力です。

私たちの脳は「言い訳の天才」です。仕事が忙しいから。他にやることがあるから。気づいたらスマホを触っていた——。だからこそ、書くことを周りに宣言して退路を断つ、仲間と報告し合うなど、「やらざるを得ない環境」に自分を置いてください。

そしてもう1つ。書き始める前に、何のために書くのかを一度言葉にしておいてください。「ちょっと振り返りたいから」で書いた自分史は、その程度のものになります。目的の深さが、自分史の深さを決めます。

よくいただく質問

自分史ノートは、何冊必要ですか?

推奨は3冊分です。同じ質問に3周答えるため、1周ごとに1冊分の分量になります。ただし1冊でも意味はあります。まずは1周目を書き切ることを目標にしてください。

どれくらいの期間がかかりますか?

セッションで伴走する場合で、3〜4ヶ月が目安です。ご自身のペースで進める場合はもっとかかることもあります。急いで終わらせるものではありません。

文章が下手でも書けますか?

書けます。自分史ノートは誰かに見せるものではないので、単語の羅列で構いません。整った文章にする必要はまったくありません。

パソコンで書いてもいいですか?

手書きをおすすめしています。書くスピードが思考のスピードに近く、感情が出やすいためです。また、あとから余白に追記していく作業も手書きのほうが向いています。

途中で書けなくなったら、どうすればいいですか?

よくあることです。思い出せないなら記憶を引き出すコツを、つらくなったならネガティブにならない方法を、続かないなら書けない理由をお読みください。

まず年表から始めたい方へ

いきなりノート3冊はハードルが高い、という方は、A4一枚の「自分年表」から始めてください。記入例つきのテンプレートをお配りしています。

自分年表テンプレートを見る

一人で書くのが不安な方へ

深掘りの段階では、第三者からのフィードバックが大きな力になります。人間の脳には「盲点(スコトーマ)」があり、自分の強みや軸は、自分では見えないようにできています。専門家と一緒に書き上げる方法は、姉妹サイトでご案内しています。

「ノート3冊分の自分史®」のサービスを見る

まずは現在地から

書き始める前に、いまの自分を測ってみませんか。

20の問いに答えると、あなたの言語化度が5つの領域で見えます。所要3分、スコアはその場で表示されます。
ご登録いただいた方には、あなた専用の詳細レポートと、書き込み式ワーク「自分と向き合う、12の問い」(PDF)をお届けします。