自分史って誰でも、いつでもできるけれど…
阪井が提供している「ノート3冊分の自分史®」セッションは、約6ヶ月にわたって自分と徹底的に対話していきます。
これまでに1,000名以上の方に受講いただいていますが、口を揃えて「修行だった…。」という感想をもらうくらいにハードなものです。
阪井の「ノート3冊分の自分史®」セッションを受講いただくには、不定期で開催している「ノート3冊分の自分史®」セミナーに参加いただくことが必須条件。
そして、セミナーに参加いただいたとしても必ず受講できるという訳ではなく、最終的には阪井との面談を経て受講決定となります。
ただし・・・それくらいの高いハードルを課しているにもかかわらず、新規での受講は約1年待ちという状態です…。
でも、もしかしたら本記事を読んでいただいている方の中には、
質問シートももらえるし、ノートとペンがあれば自分史は書けるのに、なぜセッションを受ける必要があるの?
と思われる方もいるかもしれません。
その最も大きな理由は、プロからのフィードバックを受けることができるということですが、実はもう1つ大きな理由があります。
セッションを受ける意味とは?
それが、ペースメイキングです。
「ノート3冊分の自分史®」に限らず、何事も新しく始めようとする時には、勢いがあるので一気に前へ進めます。
でも、日にちが経つにつれて、あの時のやる気はどこへや・・・。
緊急性の高いやらなければいけないことの優先順位が爆上がりし、いつの間にか…本当に大事なことの優先順位が下がってしまいます。
代表的な例はブログなどですね。
やろう!と思って本を読んだり、講座に参加したりして意気揚々と書き始めるも、結果は続かない・・・。といったことが起こります。
これが私たちの脳が持つ現状維持(ホメオスタシス)という機能です。
このホメオスタシスによって、「変わりたい!」と多くの人が思っていても、実際に変わることができる人は極少数・・・。
「ノート3冊分の自分史®」でも同じことが言えて、たとえばメルマガを登録した時には「自分史頑張ります!!」とコメントいただいたにも関わらず、1ヶ月もしたらメルマガ解除…。なんてことは日常茶飯事です。苦笑
もちろん、「ノート3冊分の自分史®」は自分の中のドロドロした部分などとも向き合わないといけないので、それが表に出てくることに耐えられないといった理由もありますが、「ノート3冊分の自分史®」を書き上げることができない最大の理由は優先順位が下がるということです。
どうしてみんな・・・こんなにも浮気性なのでしょうか。笑
だからこそ…ペースメイキングが重要!
名著「7つの習慣」でも、人間は最も大事な「緊急ではないけれど重要なこと」を後回しにしてしまう。
そして「緊急かつ重要なこと」だと思い込んでいることに振り回されてしまう。
といわれている通り、もし成功法則というものがあるとするのであれば、「緊急ではないけれど重要なこと」の優先度をいかに上げることができるのか?ということが重要になってきます。
まさに、ここが運命の分かれ目と言っても過言ではないでしょう。
もしかしたら、中には「そんなことはわかっているよ!」と思われる方もいるかもしれません。
でも、いざ「ノート3冊分の自分史®」セッションを受講する!と決めて、決して安くない受講費を払った人でさえ、後回しにしてしまうのです。
恐るべし、ホメオスタシス・・・。
実際、「ノート3冊分の自分史®」の提供を始めて10年近く経ちますが、たった1人で「ノート3冊分の自分史®」を最後まで書き上げることができた方は(きちんと価値観までたどり着いた方は)、1人しか見たことがありません。
それくらい、ハードルが高いものなのです。
だからこそ、お尻を叩いてくれるペースメイカーの存在が必要ということです。
基準値が上がりすぎ!
そして、この自分で書き上げることが難しい理由の中に「基準値を上げすぎている」というものがあります。
たとえば、「ノート3冊分の自分史®」を書こう!と思った時に、多くの人はこう決めます。
よし!1日1時間は時間をとってやるぞ!
と。
でも、その効果は3日ほど・・・。
徐々に優先順位が下がり、最終的には書けない自分に自己嫌悪・・・。
なんてことに陥ってしまいます。
これは単純に「自分に課しているハードルが高すぎる」ということが原因です。
「ノート3冊分の自分史®」という…これまでの自分の人生で取り組んだことのないことを取り入れるのに、いきなり1時間はある意味やり過ぎです。
まずは1問、本当に3分でもいい。
そういう小さな一歩を踏み出して、それを継続させることで結果として1日1時間書く!といった大きな目標がクリアできるようになります。
これは目標設定 / 達成にも繋がってきますが、達成できない目標のほとんどは「設定のハードルが高すぎる」ということにあります。
でも、これがやっかいなのですが、
人間の脳は「1時間くらいならできそう」と勘違いをしてしまうんですよね。
無意識は善悪の区別をつけることができない
ここまでは「ノート3冊分の自分史®」が書けない理由についてお伝えしてきましたが、最後にもう1つだけ補足します。
先ほどのように、「ノート3冊分の自分史®」が書けない!となると、その後にもれなくついてくるのが、書けない自分はダメなんだ・・・。という謎の自己嫌悪です。(実際は全く関係性はないにも関わらず…。)
そして、この謎の自己嫌悪こそ、自分の可能性を閉ざす最大の要因です。
というのも私たちの無意識は善悪の区別がつかないので、先程のように「自分はダメなヤツなんだ・・・。」と自分に対して語りかけてしまうと、私たちの無意識は「ダメなヤツなんだ、OK!」と肯定的に捉えてしまいます。苦笑
そうすると、脳が勝手に自分がダメな理由を収集し始めるので、まさに負のスパイラルに入ってしまうのです。
こういう脳の特性があるからこそ、一流と呼ばれる人はメンタルを徹底的に鍛えるのですね。
その理由は…自分の捉え方1つで、未来が変わってしまうことを知っているから。
もしあなたが自分の未来を変えたいと思っているのであれば、脳の仕組みについてはぜひ知っておいていただきたいです。
結論:小さな一歩をコツコツと
ということで、まとめです。
今回は「ノート3冊分の自分史®」を書けない理由というテーマでお届けしましたが、自分の現状を変えようと思ったら、なんらかの負荷を自分にかけることが必要です。
そして、「絶対やってやるんだ」という強い意志力と継続力。
これがないと、何事も成し遂げることはできません。
「ノート3冊分の自分史®」は、セッションを受けていただいた方全員から、例外なく「道場 / 修行」というフィードバックをもらいます。
それくらい大変な道です。
でも、それを乗り越えたからこそ、見える世界があるんですよね。