「自分史を書き始めています。何十年も前のこととなると、かなり忘れてしまっていることも多いです。
こんな質問を頂きました。
本サイトで配布している「自己分析用の質問シート」には、自分の過去を記憶が最初にあるところから思い出していただくワークが入っています。
それこそ、幼稚園の頃に関する質問も含まれているくらいです。
昔のことになると、なかなか思い出そうと思っても、思い出せないものです。
ただ、それでも昔のことを思い出すためには「フックを与える」ということが重要となります。
例えば、卒業アルバム。
卒業アルバムを見ると「そういえば、この時こんなことがあったな」と、それまで思い出さなかったことを卒業アルバムというフックがあることによって、芋づる式に思い出せたという経験はありませんか?
これがフックの力なのです。
そして昔の記憶を呼び覚ますためのポイントは、「当時の自分と同じ状況に身を置く」ということです。
例えば、当時の友人に話を聴いてみたり、当時の幼稚園や想い出の場所に実際に行ってみたり。
このように自分が当時の記憶を思い出しやすくなるようにフックを与えてあげると、ふとした瞬間に思い出すことができます。
自分史はノートに書く作業なので、どうしても机の上での作業となってしまいますが、実はこのような机を飛び出してフィールドワーク的な動きをすることで、更に良いの自分史を書くことができるようになります。
ぜひ実際に試してみてください。