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自己分析マニアから抜け出す方法

自己分析マニアから抜け出すためには?

自分のことを知り、自分を変えたい!という考えは、誰もが持っている欲求の一つであり、
だからこそ世の中には自己分析系の情報がごまんと存在しています。

自己分析の方法はさまざまですが、どのような自己分析であったとしても
取り組む時には真剣に自分と向き合い、その結果を見て“わかった気になる”のです。

この”わかった気になる”という点が非常に厄介で、本質的な理解ではないからこそ、
時間の経過とともに元の自分に戻ってしまったり、また他の自己分析を求め・繰り返してしまいます。

この無限ループに一度陥ってしまうと、
結局なんだかよくわからないままで、時間だけが過ぎてしまう
という状態になってしまいます。

あなたもこのような経験をしたことはないでしょうか?

でも実は自己分析を上手く活かすためには、抑えておくべきポイントがあるのです。

自己分析は整体と似ている

自己分析をする上で、最も大事なポイントは「最深部のコリ(価値観)に到達し、そのコリ(価値観)を可視化した上で、コリが無い状態を身体に覚え込ませること」です。

自分史ノートで見つける「あなたの価値観(自分軸)」とは?

整体に例えるとわかりやすいかもしれません。
整体(街の整体ではなく整骨院など)で行うのは、骨を正しい位置に戻して、正しい位置で固定することです。

私たちの骨は、長年行ってきた姿勢や動作による歪みを抱えています。
壁に両肩を付けて真っ直ぐ立ってみると肩の位置がズレているように。

この歪みを解消するために、あの独特のゴリッという矯正が必要です。
そしてさらに筋肉も凝り固まっているので、その部位もしっかりほぐしてあげないといけない。
しかも筋肉は面白くて、たとえば頭痛がする時には、肩甲骨の筋肉が張っていることが原因になっているがあります。
症状が表れている部位と原因となっている部位が異なるのです。

そのようなことがあることを理解せずに、頭ばかりマッサージしていても根本原因の解決はできません。
きちんと原因を特定し、その歪みを矯正してあげないといけません。
この歪みの矯正がいわゆる自己分析と近いものがあるのでは?と阪井は考えています。

自己分析をすることによって、深さの違いはあったとしても自分自身の抱えるコリや歪みがわかります。
ただし自分ひとりで考えるだけでは、頭痛がする・凝っているなーといった症状のみの把握までしかできず、
その発生原因までを特定することはできず、さらにはどのように対処したらよいかということはもっとわかりません。
だからこそ、身体の場合は整体師や鍼灸師などの身体の専門家に頼み、根本原因の特定とその解消が必要となるのです。

自己分析も整体と同じく、自分ひとりで取り組んだとしても、結局モヤモヤして終わってしまいます。
そのため、自分の強みや価値観の発掘においても専門家が存在しているのですが、
身体のことと違って、このような自己分析については特に資格などがないために(極端なことを言ってしまうと)誰でもできてしまいます。
また自分の強みや価値観は目に見えないものではないので、専門家による「私はこう思う!」というフィードバックができてしまい、依頼した側も「そうなのかも!」という勘違いを起こしやすいのです。

本当の意味で
自分の強みや価値観が明らかになった時に(最深部のコリや歪みを特定できた時に)
自分のこれまでの行動や判断が、全てその明らかになった自分の強みや価値観によるものだった。
と説明することができるようになります。
逆にそれができないということは、まだ最深部のコリや歪みにまで到達できておらず、原因の特定ができていない可能性があります。

自己分析においての最初第一歩は、自分の最深部の強みや価値観に辿り着くことであり、これこそが一般的な自己分析で行われていることでもあります。

自分の価値観を明らかにしてから揺るがないものにする

自分の強みや価値観がわかった。
でも、本当の意味でわかった自分の強みや価値観は自分自身が考えていたものと異なることがあります。

補足
価値観は行動と直結していますが、価値観を見つけ出す時に着目する点は行動のみとなります。

ノート3冊分の自分史®では、自分がしてきた行動を全て自分でノートに書き込んでいるので
自分の強みや価値観は◯◯◯で、◯◯◯に基づいて行動してきたということが視覚的に確認することができるようになっています。

人が行動を起こすまでの流れ

STEP.1
刺激(出来事)
STEP.2
認知・反応(過去の経験と環境に照らし合わせて判断)
STEP.3
行動

またノートに自分のしてきた行動を書き込む過程では、思考が「それは違う!」「今のままでいよう!」と邪魔をしてくるの
自ら言い逃れできない状態を作っていくことが非常に重要です。
例えるならば、マンガでよくある天使の声(価値観に沿って生きること)と悪魔の声(思考で生きること)のようなものです。

私たちの脳は変化を嫌い、人そのものは怠けたがるものでもあるので、強みや価値観に沿って生きることを拒否します。
しかもそのパワーは思うよりも強く、たとえ自分の強みや価値観が明らかになったとしても
いつのまにか以前の状態に戻ってしまうのです。

あなたは整体に行ったことはありますか?
そこで、「短期間に連続してきてくださいね!」と言われたことはないでしょうか?

これには2つ理由があります。
1つは、短期間に通ってもらうことで整体に行くということを自分の日常に組み込む(言葉を変えると、業者が儲けるためです)という理由。

そしてもう1つの理由が
連続して矯正しなければ、コリや歪みはすぐに元に戻ってしまうという理由です。

人が現状を維持しようとする機能のことをホメオスタシスと呼びますが、
コリや歪みは長年かけて形成されたものであるため、
身体にとってはコリや歪みがある方が普通の状態であると勘違いを起こしてしまいます。

そのような身体を矯正するのに1回や2回の施術では無理ですよね?
何度も何度もコリや歪みを解消して、コリが無い状態が普通の状態ですということを身体に覚え込ませていく必要があります。

でも、身体にとっては正しい状態こそが違和感がある状態であるため、元の間違った状態に戻ろうとしてしまいます。
その身体の状態を何度も矯正してあげることで、初めて人の身体は正しい位置に戻ります。

自己分析も一緒です。
自分の強みや価値観を見つけた!という状態はゴールではなくスタート地点です。
特定した後に大事なことは、正しい位置に固定してあげること。

途中、何度も元に戻ろうとするような抵抗が起きますが
その度に矯正を行い、正しい位置に戻してあげること。

正しい位置に固定できる期間は人によって異なります。
数ヶ月でできる人もいれば、年単位の方もいます。

途中で諦めそうになることもあるでしょう。
でも諦めずに矯正を続ければ、必ず正しい位置に戻ります。

これが自己分析をして「結果を出すことができる人」と「結果を出すことができない人」の最大の違いです。
ただ自己分析をして「わかった!」で終わらせるのではなく、そこからがスタートだと認識し、矯正をし続けること。
この記事を読んでいるあなたには、ぜひそういった矯正を続けていただきたいと思っています。