我慢の本当の意味を知っていますか?
あなたは「我慢」をすることはありますか?
我慢と聞くと…辛いことや嫌なことがあっても投げ出さずに耐える意味で使われているので、良い言葉のように思えますが、本当の意味は異なります。
我慢は、元は仏教から来た言葉であり、私たちの日常生活においては我慢以外にも
- ありがとう
- 玄関
- 安心
- 工夫
- 挨拶
など、仏教を語源とする言葉がたくさんあります。
阪井は仏教系の大学出身ですが、そもそも仏教に興味を持ったのも「私たちの生活に密接に関わっている仏教や神道ってなんだろう?」と思ったのがきっかけです。(こんなことを思った変わった17歳w)
話を続けます。
我慢の文字を分解してみると、
我 = 自分
慢 = 煩悩
という意味になります。(※慢は我慢以外にも全部で7つあります。)
つまり、直訳すると「我慢 = 自分の煩悩」という意味になるのです。
これだけだと「???」だと思うので、もう少し意訳すると
我慢 = 自分の間違いに気付きながら、どこまでも我を押し通そうとする心
のことになります。
つまり・・・
我慢をするということは、自分が悪いと分かっていても我慢のせいで謝れないこと。
一言ゴメンと言えば、傷は浅くて済むものをなかなか素直になれない心があって、自分ながらバカだと思いながらも頭が下げることができないことを我慢というのです。
我慢はしないほうが良いよ!というアドバイスをよく聞きますが、ほとんどのアドバイスをする人はなぜ我慢がいけないのか?という理由がわかっていないので、なぜ?と聞かれても・・・それはストレスを抱えるから!みたいな理由付けになってしまうのです。笑
話を戻すと
つまり、我慢すること = 自分の本心を偽っていることという意味になるので、我慢はせずに自分の本心を出しましょうというのが正解です。
この本心のことを阪井は「価値観」と表現し、価値観に沿って生きることで、現状から脱出することができ、仕事や人生も自分の想定している以上の結果を出すことができるのです。
そして、その具体例がメルマガでもご紹介した「ノート3冊分の自分史®を書いた受講生の方がが手掛けた事業がYahooニュースで取り上げられた」ということです。
※Yahooニュースが削除されているため、FNNプライムオンラインのキャプチャです。
1年前まではこのようなことになるなんて思いもしなかったのに、価値観に沿って動いた結果・・・未来が変わるのです。
悩みの根源は執着である
今回は仏教の話が続きます(笑)
先ほどは、慢 = 煩悩の話をしました。
もう少し深掘りをさせてください。
では、この慢はどこから来るのか?
慢とはつまり・・・私たちが日々抱えている「悩み」のことでもあります。
そしてこの悩みは、仏教的に捉えると執着から来ると言われています。
阪井はこの解釈を初めて知った時には「なるほどー!」と思わず声を出してしまいました。笑
自分が期待したほど結果がでない、売上が上がらない・・・。
お金がない・・・。
望んだ転職ができない・・・。
好きな人と上手くいかない・・・。
こういった日常生活で起こる様々な悩みの根源は、全て執着から来ているものです。
お金関係であれば、お金への執着。
人間関係であれば、相手への執着。
この執着が「期待」を生み、私たち人間は脳が発達しているので「◯◯をしたら◯◯の結果が得られるかな?」と勝手に期待してしまい、その結果通りにならない場合には「なんでだよー!!!と期待が怒りや悲しみに変わり、それが執着となっていきます。
そして、この執着がこびりつくとネガティブ思考になったり、自分自身の可能性にフタをしてしまうのです。(冒頭でお話した”我慢”です。)
しかも私たちの脳は変化を拒むように出来ているので、いざ何かを決めるとなった時(チャンスはピンチの形でやってきます)には、尻込みをしてしまって変化するのを拒むということになります。
これが人が変わることができない原因です。
阪井はBtoCのビジネス設計やマーケティングが専門です。
それにも関わらず、「ノート3冊分の自分史®」や今日のメルマガのように仏教の話をしたりするのは、一見すると関係が無いように思えるでしょう。
それでも、ビジネスコンサルをする上で大事なのは、結局のところマインドなのです。
極端な話・・・
「何でも上手くいく!」という状態の人と「上手くいくか不安だな…。」と思っている人だと、同じことをお伝えしても結果が異なってきます。
つまり「What(なに)」や「How(どうやって)」をお伝えする前に、前提となる「認知(ものごとの捉え方)」が我慢や執着の状態から解放されていないと何も上手くいかないのです。
以前、メルマガにも書いたことがありますが、成長・変化には2段階あるということ。
STEP.1:認知の変化
STEP.2:数字や行動の変化
このSTEP.1をやらずに、STEP.2ばかりやっていても、結局は自分のコンフォートゾーンの中から脱することはできないのです。
執着を手放すトレーニング
さて、今回のメルマガは長くなりましたが、最後に「執着を手放すトレーニング」についてお伝えして終わりたいと思います。
人間の執着で最も大きいものが「お金」への執着です。
悩みの根源やケンカの原因などの多くは、お金に関することだと思います。(阪井自身もトラブルの元はだいたいお金です。苦笑)
なぜお金への執着が生まれるのか?ということを解説したら超絶長い記事になってしまうので、そこは「貨幣経済」関連の本でも読んでいただけたらと思いますが、今回の記事では、「お金への執着を手放すトレーニング」を1つお伝えしたいと思います。
この「お金への執着を手放すトレーニング」とは、神社へのお賽銭「1万円」チャレンジです。
聴いただけでは、もしかしたら「え、なんでそんなことしないといけないの?勿体ない!」と思われる方もいるかもしれませんが、その「勿体ない」ということ自体がお金への執着です。
お賽銭(募金でも良いです)は、1万円を使ったとしても私たちにはリターンがありません。(正しくは御利益という形であるのですが、これはまた別な機会に話します。)
1万円あれば、服を買ったり、美味しいものを食べたりすることができます。
でも、このトレーニングは執着を手放すというのが目的なので、ここは一発お賽銭1万円をやってみましょう。
それではステップを解説します。
- お賽銭箱の上に1万円を手掴んで持ってみて、入れる前にこの1万円で何ができるかを想像する
- モヤモヤするのと執着が出るのでそれを感じる
- そのモヤモヤと執着をお札に乗せるイメージを持つ
- 執着をお札に乗せて投入!
※静かな環境でじっくりと自分と向き合いながらやってみてください。
※1万円で効果が無ければ増額も可です!笑
自分が痛い!と思う金額でやってみてください。
これってやってみるとわかると思いますが、意外とモヤモヤが出るんですよね。笑
それでも、何度かやっていると、だんだん執着が離れていくのを感じることができます。
そして不思議なことに、執着が離れると自然と日常生活でもお金への執着を手放した状態で行動することができるようになってくるのです。
これが成長・変化には2段階あるうちのSTEP.1です。
ステップ1:認知の変化
ステップ2:数字や行動の変化
執着を手放すから新しいもの(情報)が入ってくる。
そして、入ってくる情報が変わるから、未来が変わるのです。
あなたも是非やってみてください。