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自分ってなんだろう?を考えてみる

自分って?ということに、誰もが迷っている

私が最近のセミナーを通じて、改めて認識したことは「やっぱりみんなも迷うよね?」ということです。そして、もう少し具体的にしてみると「自分の視点でしか世の中や物事をみれていない部分があるよね?」ということでもあります。

改めて、考えてみてください。
なぜ自分は、この場所にいるのだろうか?この場所での自分の役割はなんだろうか?
こういった疑問に対し、正しく向き合い、しっかりと回答できるということは「自分の中での課題・使命が明確にあり、自分の成すべきことが明確に存在する状態」です。

逆に、「闇雲に行動してみるも自分の意思にピンと来るものがない。ピンと来るものはなくとも、とりあえずは前に進むしかない。」といった状態では、アクセルとブレーキを同時踏みしているようなものだと思いませんか?

ちょうど今月に実施したセミナーでは、どちらかというと、後者の立場にある方と会う機会が多かったように思えます。

確かに悩む理由はわかります。いえ・・・悩む理由は、阪井自身も同じ経験をしていたからだということかもしれません。

でも、今の私は断言することができます。自己分析をいくらやっても、何かしらの行動をしたとしても、ピンと来ない場合には理由があるのです。

自己分析をしたとしても”ピンと来ない理由”

まずは、自己分析について考えてみましょう。

自己分析の手法は、タイプ別診断や自分の傾向を分析してくれるものまでありますが、この記事を読んでいるあなたは、様々な手法を試したことがあるのではないでしょうか?

そして・・・「あー、あるある!自分の傾向に当てはまる!」と思ったことがあるのではないでしょうか?でも、その時には間違いなく「自分ってこうなんだ!わかる!」と思っても、ほぼ間違いなく、数日後には忘れてしまっているはずです。

ここで、助言でき流のは、そのような人はきっと「また同じような自己分析手法を試してしまいます。」ということです。

このように、自分軸や自分の意識がはっきりしていない人は、どうやっても・・・ぐるぐる、モヤモヤしてしまうことを避けることができません。そして、長年皆さんの「自分史」と向き合ってきた阪井だからこそ言えることですが、実は・・・このような人間の行動には理由があるのです。

誰もが同じように、人間の脳は「あなたって○○な人間だよね? 」と言われた瞬間に、「○○に当てはまる特徴を自分の過去の経験から探してくる」という特性を持っています。

つまり、いわゆる一般企業で受けるような自己分析やタイプ分けといったものの結果を受けた時に、私たちが認識しているのは「自己分析やタイプ分けが当たっているのではなく、自ら当たりにいっている」という部分があるのです。

自分に関連するする過去の経験を思い出しながら当てはめているだけで、その瞬間は腑に落ちた気になってしまいます。
でもそれは、自分の価値観に合うような本質的な自分の特性ではなく、時間の経過とともに結局モヤモヤが復活してしまう・・・といったことが起こってしまいます。

自己分析や性格診断ツール、タイプ分けといった類のものは、1つの参考材料にしかなりません

自分ってなんだろう?という答えに辿り着くためには、「人間は常に○つのタイプに分類できる」という回答がなければ、実現ができないものなのです。

自分とは?=究極の問いである 「自分とは?」は究極の問いである

“自分の目指す方法がわかった!”としても…それは嘘だと思う

セミナーを行うと・・・「自分の特徴が理解できました!」という人が必ずいますが、「自分ひとりで進むべき方向を見つけるのは至難の業」であると、私は考えています。

それは、私たちの脳が持つ「RAS」という機能から断言できます。「RAS」とは、脳幹網様体賦活系といって、私たちの脳の根幹を成し、「どの情報を取り入れて、どの情報を取り入れないか」を判断する機能です。

実は・・・現代人の私たちは「江戸時代の人達が1年かけて得た情報を1日で得る」と言われています。それほどまでに情報に囲まれているので、「どの情報を取捨選択するか?」によって、私達自身の世界の見え方が決まってきます。

そして、この世界の見え方を決めるのがRASです。RASは、過去の経験や自分の置かれた環境によって作られ、私達は1人ひとりの世界の見え方が異なる原因となります。

つまり・・・私達の世界の見え方は、ものすごーく独り善がりだということでもあるのです。

ということは、先ほどお伝えしたような

  • 自分史ワークをしていたら、自分の目指べき方向が理解できました!
  • セミナーの後は、自分でやってみます!

といった類の回答は、自分勝手な判断でしかないために「一切、当てにならない」ということなのです。

自分史の本当の価値は、実は「客観的にフィードバックをもらえてから、初めて明らかになる」ということなのです。

自分史を書くためには、第三者からのフィードバックが「絶対」必要!

あとがき

阪井は「3時間で自分のこれからの行動に変化を起こす」をテーマに不定期でセミナーを開催しています。

様々な業種・業界の方々が参加し、阪井的にも毎回ハードなセミナーではありますが、ご参加いただいた皆様には、

  • 普段は、ほとんど自分と対話できていなかったということに気付かされました。
  • これまでやってきたことが、いかに思い込みなのかということがわかりました。

というような声をいただいています。

そういった皆様の想いを感じながら、私は改めて、「ノート3冊分の自分史®」というセッションサービスを提供することができてよかった、と感じることができました。

そして、これからも本サイトやセミナーを通じて、自分軸が見つからなかったり、自分の想いに対しての迷いがある方への支援を続けたいという想いが、より一層深まるきっかけにもなりました。